単兵種の抑制武将の影響力
抑制を分かりやすく説明するための素材として、三種対三種の戦闘を見ていきます。
三種対三種は抑制武将の影響力が少ない戦闘になってきます。
歩兵対弓兵であれば、歩兵が弓兵を抑制して、基本抑制値は50%になります。
そこに李典のスキル(歩兵の弓兵に対する抑制が30%アップ)が加わると
50×1.3=65%となり、15%抑制を上昇させます。
歩対歩弓であれば、歩兵が抑制しますが、相手は歩弓なので、基本抑制値は25%となります。
そこに李典のスキルが加わると
25×1.3=32.5%となり、7.5%抑制を上昇させます。
相手の兵種構成から、弓の比率が下がるほど、李典の影響力は小さくなるということです。
三種対三種では、李典の影響力はどれほどでしょうか?
三種対三種では、基本抑制は0%ですね。
内部的な数値は
弓が馬を6%抑制、弓が歩に6%被抑制
馬が歩を6%抑制、馬が弓に6%被抑制
歩が弓を6%抑制、歩が馬に6%被抑制 となっています。
これの合計が0%なので、基礎抑制値は0%となります。
これは、少し難しいと感じるかもしれませんが、そんなもんなんだと思ってついてきてください。
この戦闘に蒋欽(弓が馬を抑制する力が30%アップ)を編成した場合。
蒋欽の効果は、6×30%=1.8%となり、抑制が1.8%有利になります。
この戦闘に呉国太(弓に対する歩兵の抑制を30%下げる)を編成した場合。
呉国太の効果は-6%×30%=-1.8 被抑制係数がさがるので、1.8%有利になります。
このことから分かるのは、三種同士の戦闘において、蒋欽と呉国太のスキルの影響は同じであるということです。
抑制武将が優先、被抑制武将が優先などはありません。
この1.8%を、高いと見るか低いと見るかは、その人次第ですが、抑制を操作する武将は、集結においては、編成から抜けないと思っていていいでしょう。
張遼について
さて、最強武将張遼です。最強といわれる所以は、抑制操作スキルです。
こいつが強力すぎます。
張遼のスキルは味方の抑制係数を30%あげ、敵の被抑制係数を30%下げるというものです。
先程の三種対三種の戦闘を例にとると
(6%+6%+6%)×30%=5.4%となり、抑制係数をあがります。
(-6%+-6%+-6%)×30%=-5.4 となり、被抑制係数が下がります。
合計すると、張遼は11%も抑制に影響を及ぼします。
言い換えれば
・11%味方のダメージをあげる
・11%敵のダメージを下げる
・11%敵の貫通を下げる
・11%敵の連撃を下げる
・11%敵の抵抗を下げる
このように言うこともできます。この効果に匹敵する武将はいません。
李典、満寵、関平、文醜、蒋欽、呉国太の抑制効果を1人でこなしているという見方もできます。
玄曹操、玄張角について
玄曹操の通常スキルは、抑制10%増、相手のプレイヤー数が1人上回るほど20%抑制係数が増えるというものです。
抑制10%増に関しては、強いとは言えませんが、抑制操作のスキルなので、非常に役にたちます。
問題は、プレイヤー数に応じて、抑制効果が20%上がるということです。
玄曹操と玄張角の存在があるため、少人数集結が今のトレンドです。
1軍団1軍団の質よりも、抑制を重視しているということです。
こちらも、三種対三種を例にとって、集結人数によって、抑制はどうなるか、考えたいと思います。
三種同士の基本抑制係数は、抑制17%、被抑制17%です。
抑制勝ち10%毎に1.7%の抑制に影響することになります。
参加者全員、張遼と玄曹操と玄張角を編成していると仮定します。
・1人対2人
少数側ー玄曹操20%、玄張角20%
多数側ー張遼60%
多数側20%有利
実数値は3.4%
・1人対3人
少数側ー玄曹操40%、玄張角40%
多数側ー張遼120%
多数側40%有利
実数値は6.8%
・2人対3人
少数側ー玄曹操40%、玄張角40%
多数側ー張遼60%
少数側20%有利
実数値3.4%
・2人対4人
少数側、玄曹操80%、玄張角80%
多数側、張遼120%
少数側40%有利
実数値6.8%
これより、簡略化していきます。
・2人対5人
少数側240%、多数側180%
・3人対4人
少数側120% 多数側60%
・3人対5人
少数側240% 多数側120%
・4人対5人
少数側160% 多数側60%
・4人対6人
少数側320% 多数側120%
・5人対6人
少数側200% 多数側60%
・6人対7人
少数側240%、多数側60%
・7人対8人
少数側280%、多数側60%
これらの抑制の差が計算式に使われます。
例えば、7人対8人なら
280-60=220% 計算の抑制差10%が、抑制実数値1.7%分なので
220%は37.4%となります。
7人対8人の戦闘なら、計算上、7人側が37.4 %の抑制勝ちとなります。
ただ、そうはならないのが上限の存在です。抑制にも上限は存在します。
抑制80%、被抑制80%が上限です。合計160%となります。
抑制差160%以上の戦闘は上限いっちゃってるってことです。
160%の抑制実数値は、1.7×16=27.2% これが、3種対3種における抑制の上限です。
考察
・少人数が少人数過ぎても、抑制は勝てない。
1人対3人をみれば、多数側が張遼の多さ分有利になっている。
2人対3人は、一応少数側が有利になっているが、10%の差。10%の抑制目的の、火力を落とした集結より、3人でしっかりとした集結を組んだほうが良い
界橋の戦いの監視などは、強い人が1人で守るより、三人で守ったほうが抑制的にはいいだろう。
・3人集結は効率がいい
穀物や荊州などで少数を使う場合、2人対5人よりも3人対5人の方が、抑制は優勢、2人集結は効率が悪い。3人集結を意識しよう
・4対6以上は上限に引っかかる。
4対6なら一人分の玄曹操が仕事しないことになる。けれど一人抜いてしまうと、抑制勝ちが70%になってしまう。相手が6人以上だと想定していても、入れておいた方が無難。 玄張角の覚醒スキルが一人であることから、抜きたい気持ちもわかるが、4対4が多いことを考えると抜くのは不安かな
・7人対8人でも上限をたたく
7人対8人では、人数1人の差が、抑制を完全負けするかしないかの大きな境になってくる。
全員が玄曹操、玄張角を所持している前提だけれどもね。
張遼は60%ではない
張遼のスキル数値を、抑制30%増加、被抑制30%低下、合計60%の抑制操作で計算しました。
だが、実際は30%の張遼はいない。宝をもたせれば34%になります。
宝を5凸すれば44%にもなる。合計すると抑制操作は88%です。
そうなってくると、いろいろと変わってきます。。
先の計算よりも、多数側が有利になってくるということです。